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狼陛下SS

初めての抱っこ

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「きゃっ」

気がつくと、地面から足が離れて、力強い腕の中にいた。

(へ、陛下!?)

いつもは見上げるその顔が、顔の近くにある。
夕鈴は悟った。
自分が、狼陛下の腕の中で、且つお姫様抱っこされてることを。


「へ、陛下、離して下さいっっ」
「無理をするな。足を挫いている」
「こ、これくらいは大したことないです!!」


慣れない裾を踏んで躓き、足首を痛めたのだ。
だが、そんな痛みは陛下に抱き上げられた驚きで何処にいってしまった。
恋愛ごとに疎い夕鈴は、勿論お姫様抱っこは初めての経験だった。
陛下は見た目に反し力強く、夕鈴の身体は安定しているが、普段とは違う体制に心細さを覚えてしまう。
狼陛下と身体が近いことにも夕鈴の心臓がわーととなってしまう。

「このまま部屋まで連れていこう。-ああ、そうだ」

狼陛下は目を悪戯に細めて、
「このまま寝所まで連れ去ってしまおうか」
夕鈴の耳元で囁いた。

(し…しんじょって…)

もともと赤い顔が一気に耳元まで赤くなる。
陛下の口から笑い声が漏れた。
「我が妃は初々しいな」
「なっ…か、からかわないで下さい!!も、もう大丈夫ですから」

か細い腕で、陛下の胸を押すが一向に放す気配がない。

「離して下さい!!」
「夕鈴、危ないから…」

大人しく…と言葉が続く前に、暴れた夕鈴の手が、陛下の顔に当たる。
その途端、体制が崩れ、身体がぐらりと揺れた。

「きゃ…」

頭から落ちていくのを感じ、夕鈴は必死に何かにしがみついた。




痛みはなかった。
気が付くとがっしりと抱きしめられている。
背中に、暖かい手の感触があった。
そして目の前には、狼陛下の顔。
鼻と鼻がくっつきそうなほどの至近距離。
上半身が隙間も無いほど近づいていた。
夕鈴が必死に抱き着いていたのは、狼陛下の。

「兎が自ら飛び込んでくるとはな」

狼陛下の涼やかな声が耳元でした。
離れようとしても、がっちりと捕まれ離れられない。

「このままここで食べてしまおうか」
「~!!」

陛下の顔が更に近付いてくる。夕鈴は目をきつくつぶった。


「なんてね」
「!?」

目前まで迫っていた気配がふいに遠退くのを感じる。
そして浮遊感。
怖々と目を開けると、先ほどまで見せていた狼陛下の鋭い眼光は消え、彼の素の部分である、優しいほんわか顔があった。


「危ないから、大人しくしててね、ゆーりん。じゃないと…」
端正な顔に、一瞬だけ怪しい光。

「次は本当に襲っちゃうよ」



それから、お姫様抱っこの時は大人しくしている夕鈴でした。




******

陛下がバランスを崩したのは勿論演技デス。
もーほんとこんなんですみません…

ちなみに原作では、4話が初抱っこ~(≧∇≦)


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